朝夕の空気が少しずつ変わりはじめると、「季節が動いているんだな」と感じます。
気温差や湿度の変化、日照時間の移り変わり。
そうした外の変化は、思っている以上に私たちの身体や心に影響を与えています。
「なんだか疲れが抜けない」
「気分が不安定」
「だるさや頭痛が続く」
そんな声が増えてくるのも、季節の変わり目によくあることです。
東洋医学では、季節の変化と身体の不調はとても深い関係にあると考えます。
暑さで体力を消耗したあと、急に涼しくなったり、気圧が下がったりすると、身体のなかで“巡り”がうまくいかなくなりやすいのです。
たとえば夏から秋へ向かうこの時期は、「肺」と「脾(ひ)」のはたらきに影響が出やすい季節です。
呼吸が浅くなったり、咳が出やすくなったり、胃腸の調子が崩れたり。
身体の表面ではなく、内側からじんわりと乱れていることが多くあります。
そしてそれは、心の状態にもあらわれます。
「なぜか気持ちが沈む」「イライラしてしまう」「眠りが浅い」
そんなとき、心だけでがんばって立て直そうとせず、身体にもやさしく目を向けてみてください。
mjukでは、鍼灸で身体の巡りを整えたり、背骨まわりのゆるやかな調整で自律神経のバランスを整えたり、その方の今の状態に合った施術を大切にしています。
「季節のせいかな?」と思うゆらぎも、放っておかずに、やさしく整えてあげることで
過ごしやすさがぐんと変わることがあります。
がんばりすぎずに、がまんしすぎずに。
心と身体がふっとゆるむきっかけを、mjukで見つけてもらえたらうれしいです。
季節の変わり目におすすめのセルフケア
・あたたかい飲みものを1杯、ゆっくり味わうこと
― 冷たいものを避けて、胃腸にやさしいカフェインレスのお茶や白湯を。
温めるだけで、巡りも気持ちもゆるんできます。
・気がついたときに、腕や肩、胸元をやさしくなでること
― 「ふれる」ことには、身体と心をゆるめる力があります。
着替えのとき、仕事の合間、呼吸が浅くなったと感じたときなど、何気ないタイミングでOKです。
・おへその下(丹田)をあたためること
― 夏の疲れが残っていると、お腹の冷えから不調につながることも。
あたためて、身体の芯を整えてあげましょう。